キノネ塾の指導の軸である”ライフスキル”について詳しくご紹介していくシリーズ、What’s?ライフスキル。第一弾は「ライフスキル教育のはじまり」です。
What’s?ライフスキル1
~ライフスキル教育のはじまり~
ライフスキルとは一言でいうと「生きる力」。今回は、ライフスキル教育のはじまりについて詳しく説明していきます。
ライフスキル=生きる力が提唱され始めたのは1990年代後半。WHO(世界保健機関)がによる定義が一般的に広がることとなりました。
WHOによるライフスキルの定義
日常生活の中で生じるさまざまな問題や要求に対して、建設的かつ効果的に対処するために必要な心理社会的能力
この言葉をひとつひとつ、分解していくと・・・
日常生活で生じる様々な問題や要求=勉強やスポーツなどで直面する壁
建設的かつ効果的に対処する=自分の頭で考えてより解決に近づく
心理社会的能力=心理学的な知見を取り入れた社会生活に必要な能力
というように言い換えることができます。
これらこそが「生きる力」として現在、特に教育場面で注目を集めてきているのです。
ライフスキルが必要とされてきたわけ
ではなぜ、ライフスキルが必要とされてきたのでしょうか。それは昨今の社会の変化が大きく関係しています。
理由①急激に変化する現代社会
IT化や女性の社会進出、グローバル社会・・・私たちを取り巻く環境は大きく変化してきました。
その中で、WHOが特に警鐘を鳴らしている問題は以下のようでした。
若者のニーズの変化、親の子育て能力の低下、家族形態の変化、人間関係の機能不全、宗教が果たしてきた役割の低下
その中でも特に青少年への影響に対して迅速な対応が求められました。
理由②青少年の非行を防ぐ
社会の変化の中で、学生が直面する問題も複雑になってきます。
特に、思春期の妊娠、HIV/AIDS、暴力(虐待)、自殺、アルコール・薬物関連問題、人種問題
これらを防ぐことこそが急務の課題として取り上げられ、そこからライフスキルの必要性が生まれたのです。
ライフスキル教育時代の到来
これらのスキルは、決して90年代の社会においてのみ必要とされたものではありません。
現代においても、「ライフスキル」は重要視されており、近年ますます認知されるようになってきました。
さて次章からはもう少し詳しく、ライフスキルの内容について説明していくことといたしましょう。
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